日本人が大好きな白ワイン

白ワインは味の幅が大きい

お酒はちょっと苦手という人でも、白ワインなら飲めるというケースはとても多いです。
日本人にはとても人気が高い海外のお酒で、渋みもなくフルーティで、初心者でも気軽に飲めるのが特徴でしょう。
特に日本料理と合いやすく、すっかり家飲みにハマっている人も大勢います。
最近は安くて美味しいものが本当に増えたので、冷蔵庫に常備して毎晩楽しく飲んでいる人も多いでしょう。
ただ、白ワインは実は赤ワインよりも味の幅が大きく、みんな同じような味だと思うとまったく違うケースも多々あります。
値段だけで選ぶと、期待外れということもあります。
せっかく美味しいと感じたものがあるなら、自分の好みを覚えておいて、より楽しめる白ワインを探せるようにしましょう。

まずは甘口辛口から判定

美味しいと感じた白ワインの特徴を掴むためには、まず甘口なのか辛口なのかを調べてみましょう。
産地や年代で選ぶのはもっともですが、それ以前に、自分の味覚がどちら向きなのかを知るほうが成功率が高くなります。
とても簡単に言ってしまえば、酸味があまりなく、まろやかに感じるのが甘口です。
酸味が強く、スパイシーという表現がされるのが辛口と覚えておくと良いでしょう。
これは製造工程によって変わるもので、同じブドウの品種でも作り方が違えば甘口にも辛口にもなります。
辛口は、発酵を進めて糖分のほとんどをアルコールに変えたもの、甘口は、糖分がなくならないよう途中で発酵を止めたものです。
つまり、辛口のほうがアルコール度が高く糖度が低いもので、甘口は糖度が高くアルコール度数が低めのものとなります。

適温を見極めて保存を

甘口と辛口とでは、飲むときの適温も変わります。
夏はキンキンに冷えた辛口白ワインが人気なのですが、実は、適温は甘口のほうが低くなっています。
辛口白ワインの適温は6℃から13℃に対し、甘口白ワインの適温は2℃から6℃です。
実に倍近くも適温に差がありますが、これを守ると守らないとでは、まったく同じ白ワインでも美味しさが大きく変わります。
辛口は、飲む15分前くらいに冷蔵庫から出して準備をしておいてもOKです。
甘口は、飲む直前まで冷蔵庫に入れておいて、出してすぐ飲むくらいでちょうどです。
ちなみに、どちらもちゃんと白ワイン専用グラスで飲むことが重要です。
白ワイングラスは口がすぼまっている細身のグラスで、適温を保ち、飲む時に舌の一番適切なポイントに当たるように出来ています。
これらを踏まえた上で色々飲み比べてみて、気に入ったワインのブドウの品種、産地、年代などをチェックして行けば、本当に満足するラインが見えて来るでしょう。

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